40歳からのアップデートを始めた理由 —「まだ途中」でいいと思えた瞬間
安定はしているのに、どこか満たされない40代へ
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40代になると、仕事も家庭も“ある程度”安定してくる一方で、ふとした瞬間にこんなことを考える人は多いのではないでしょうか。
「このままで、人生いいのかな?」
私もその一人でした。
妻と娘との三人暮らし。休日は楽しく、生活に困ることもない。仕事も大学卒業後ずっと同じ会社で働いており、環境は十分に安定していました。
それでも——
「何か、成長を感じられない」
そんなモヤモヤが、静かに、でも確実に心の中に広がっていきました。
この記事では、私が40代でアップデートを始めた理由、転職に踏み出すまでの心の変化、そして「まだ途中でいい」と思えるようになった瞬間を、正直に記録します。
安定していた17年間のキャリア。それでも感じた停滞感
大学卒業後、同じ企業で歩んできた道
大学を卒業してから、私は同じ企業にずっと勤務してきました。給与も安定し、職場環境も悪くない。周りからは「このまま定年まで安心だね」と言われるような状況でした。
でも実は、自分の中では少しずつ違和感が膨らんでいました。
- 成長していない気がする
- このまま年齢だけ重ねていいのか
- 想像できる未来にワクワクしない
「恵まれていることはわかっている。でもこのまま終わるのは違う気がする」そんな思いが心の奥でずっとくすぶっていたのです。
家庭は幸せ。それでも“自分の人生”に引っかかりがあった
家に帰れば妻と娘と過ごす大切な時間があり、休日は笑い合える楽しい家族時間がありました。
でも職場に向かう朝、ふとこんな考えが頭をよぎることがありました。
「俺、このまま何も変わらずに定年を迎えるのかな?」
家庭が幸せだからこそ、「自分の人生をどう生きたいか」という問いを見て見ぬふりはできませんでした。
国内で完結する働き方への疑問
海外を一度も見ないままキャリアを終えるのか
気がつけば、私は一度も海外で働いたことがありませんでした。仕事も視野も、ずっと国内の中だけ。
その事実が、30代後半に入った頃からズシッと心に重くのしかかってきました。
「このまま世界を知らずにキャリアを終えるのは嫌だ」
「自分の可能性を試さないまま人生を終えるのか?」
そんな問いが何度も頭をよぎりました。
娘には広い世界を見せたい。だからまず自分が動く
そしてもうひとつ、背中を押してくれた存在が娘でした。
「娘には、もっと大きな世界を見せてあげたい」
そう思いながらも、自分は海外を知らないまま。
このままでは、世界の広さや可能性を語ってあげることさえできません。
娘に伝えるためにも、まずは自分が変わらなければならない——
そう強く思うようになりました。
40歳の誕生日に決意した「転職活動」
転職はリスク。でも転職“活動”はノーリスク
転職に踏み出すのは怖い。
家族もいる。年齢も40歳。
会社を辞めた後の未来を考えると足がすくむ。
そんな時、こちらの本【お金の大学】出会いました。
この中に記載されていた「転職はリスクでも転職活動はノーリスク」という言葉に出会ったことで私の未来は変わっていきました。
40歳の誕生日。「動かない後悔」をしたくなかった
40歳の誕生日、私は静かに決意しました。
「今日から転職活動を始める。」
完璧な準備も、強い自信もなかった。
でも「動かない後悔」の方が、よっぽど恐ろしく感じていました。
運命は、動き出した瞬間に変わり始める
海外拠点のあるグローバル企業との出会い
転職活動を始めて数ヶ月。
ご縁があって、海外にも拠点を持つ企業に出会いました。
「ここなら、自分の可能性を広げられるかもしれない」そう直感し、40歳にして初の転職を決断。
英語は大学卒業後、まったく触れて来ない人生でした。ビビったけれど、飛び込んでよかったと思っています。
人生100年時代。「失敗してもなんとかなる」
40代の転職は遅い?
そんなことはありません。
人生100年時代。
40歳なんて、まだ前半戦。
失敗してもなんとかなる。
動かなかった後悔の方がずっと大きい。
そう思えた瞬間、視界がひらけました。
アップデートは“積み重ねの結果”だった
エイヤ!の一歩が未来を変える
特別な才能も、高いスキルもありませんでした。
あったのは、ほんの少しの勇気だけ。
でもその一歩が、
見える景色も、感じる未来も変えてくれました。
まだ途中。でも、確実に未来は変わった
転職して数年経ちましたが、今の私は、まだ途中です。
でもその「途中」に価値がある。
あの日、動き出した自分を褒めてあげたいと思っています。

40代からのアップデートに必要なのは、完璧さではなく“動き出す勇気”
40代は、挑戦してもいい。
40代は、変わってもいい。
そして40代からでも、未来は確実に変えられる。
大切なのは、
完璧に準備してから動くことではなく、まず一歩を踏み出すこと。
あなたのアップデートも、今日から始められます。
一緒に楽しんでアップデートしていきましょう!
